なにこれ

デビュー戦を満塁本塁打で飾った。
翌年にはチーム最多の本塁打を放った。
初優勝を決定づける勝ち越し本塁打を打った。
今年からは盗塁をすると言い出した途端、盗塁王を獲った。
低打率が特徴だったが、ライト方向への打撃を重点に置くことで三割を常時記録できるバッターになった。


このように着々と進化を続けた井口忠仁という若鷹が今、世界に羽ばたいていった・・・。




・・・・という、寒いイントロダクションはこのへんで、このコーナーの説明です。


このコーナーは試合毎に加算されるポイントにより、シーズン終了後にポスト井口、いわゆる「PID」(ポスト井口で賞)を受賞する選手を選出しようというものです。

井口選手はホワイトソックスの選手に、「Tadahito」では呼びづらいので「TAD」(タッド)と呼んでくれ、というように言っているようです。
すばらしい!カックイイ!サイコー!実にクール!
ということで、ポイントの単位は「TAD」です。

それでは「TAD」の計算方法です。

@盗塁を決める 3TAD

井口選手は盗塁が非常にうまい選手でした。
しかし井口選手は非常に謙虚な方です。失敗には厳しい。よって・・・


A盗塁を失敗する −5TAD
当たり前ですね。盗塁は失敗してはただのチョンボ。
チームにとってマイナスです。


B流してヒットを放つ 5TAD
これも井口選手の特徴のひとつです。しっかり5TADプラス。ただのヒットは加算しません。

Cサヨナラ打を放つ 10TAD
地元の明太子メーカーの広告に
「おいしいとこ、もっていこう」
というキャッチフレーズで出演するなど、井口選手は試合を決めるチャンスに強いことも特徴です。
よってサヨナラ打を放てばTADを大量に加算します。


ちなみにこのTADは全て内野手として出場したときに限り、加算します。

シーズン終了後、TADを出場試合数で割ります。
これにより「TAD値」
(1試合にどれだけポスト井口に必要な仕事をしているかを示す画期的な値)を算出します。
その「TAD値」が最も高い選手が真の「ポスト井口」として、「PID」を受賞します。

シーズンを通して最もTADを獲得した選手はそのシーズンに実際に最もポスト井口な活躍をしたということになります。
しかし、我が福岡ソフトバンクホークス応援共和国は、隠れた真の濃度の高いポスト井口な人間を探し出したいと考え、この「TAD値」による算出方法で「PID」を決めます。

ところで、ここで疑問がひとつ。

こんな複雑な算出方法のTADを誰が計算するの?もしかして私?
嫌よ、私、忙しいし。自分で計算するほど誰がポスト井口で賞なのかなんか興味もないもん。アホクサ。
ってか意味あんの?これ?


こんな心配は無用です!
なぜなら、この面倒な算出を月に一度、

大学受験を控えた私がやりますから!


こんなすばらしい企画がかつてありましたでしょうか。
見てるだけでいいんです!眺めてるだけ!

一年間、よろしくおねがいします!


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