何故ローズにボール攻め?
徹底検証

※ここで書かれていることはいろいろな新聞社の記事を調べ、まとめたものです。

今までの要点

@王監督は「(ローズ対策は)任せる」と言い、「勝負しろ」と言っている
A王監督不在のバッテリーミーティングがあった
B若菜「意識的に歩かせた」 尾花「絶対に打たれてはいけなかった」
C若菜コーチが試合前「歩かせる」
D田之上「王監督の目の前で打たれたくなかった。それだけです」


星野仙一氏(元中日監督)のコメント
16年前、阪神のバースが三冠王になった年、巨人は54本を打っていたバースと勝負をさけたことがあったし、
5年前、うちの山崎武が初のホームラン王のタイトルをとった年、
うちは山崎武とタイトル争いをしてきた巨人の松井を何度も敬遠してひんしゅくを買った。
「星野も男じゃないよ」とわたしもヤリ玉にあげられて悩んだことがある。
ここでいいたいことは勝負をしてもらえない側の選手もつらいだろうが、
格好の悪い思いをし、恥をさらしながらも、あえて勝負をさける側の人間も大変に苦しんだ結果だということだ。
スポーツの世界は「努力」「ルール」「フェアプレー」の3点が柱であってそこからの逸脱は許されない。
しかし、相撲の立ち合い変化ではないが、勝負は相対的なものだから逃げたり、かわしたりのかけひきもある。
相手にやられまいとしてルール内での妨害、障害を作り合うのも勝負ごとの“真相”というものだ。
今回のダイエーの場合では、記録を破られることにこだわりを持たない王さんを、コーチや戦っているバッテリーが逆に気遣って打たせまいとしたのだろう。
チームの団結心から出てくる「情」のようなものだ。この「情」はチーム内だけの小さなものかもしれないが、
現場では無視したり軽んじたりもできない大切な要素の一つでもあることに、多少は思いを致してもらいたいと思う。

星野氏は選手が気を遣ったのは知らないはずだが、ズバリ言い当てている。検証結果と同じだ。
やはりプロとして戦ってきた人の意見は筋が通っている。

王監督は記録にはこだわりを持たない性格と言う事も星野氏のおかげでわかった。
この「敬遠」は誰も悪くないのかもしれない。
現場のことも何も知らない我々がとやかくごちゃごちゃと言うものではなかったのかもしれない。

プロとして野球をやっている者にしか分からない事が野球界にはあるはずだ。
外から試合しか見ていない私たちに何がわかる。

この星野氏のコメントが全てだろう。


米田 哲也氏(元阪急OB)のコメント

一番悪いのはマスコミ。若菜コーチに聞きに行かなきゃ良かったんだ。
今まで過去そうやってきてるんだ。
中村も(日本はこれだからダメというコメントを)言ってたけど(近鉄も)反対のことを今までにやってきた。
日本の場合はそういうものが昔からつながってきている。
ひとつの国民性というものの考え方でいいと思う。

Jスカイスポーツ3、10/3オリックスvs福岡ダイエー戦中継にて

(ぱまさんご提供)


また新しく情報が入った。
パリーグの小池会長が、シーズン本塁打のプロ野球新記録を達成させないために
近鉄のローズとの勝負を避けたとも思える言動について、福岡ダイエーに厳重注意をしたそうだ。

小池会長の話を聞こう。
「田之上の勝率1位がかかっていたという事情もあったが、ファンも満足するような勝負をしてもらいたい。(試合後にあった)誤解を招くような言動は注意してほしい。」

どこかに誤解を招く表現があったのか。
自分も招かれているかもしれない。

高塚球団社長もコメントを発表した。
王監督は正々堂々のフェアプレーをするよう、言ってくれていると確信している。
(結果は)正々堂々戦いたい、という意思の表れ僕は逃げたと思っていないが、そう見られている」


うーん。なんだか複雑な話になってきました。

小池会長はあくまでも「ローズとの勝負を避けたとも思える言動」を厳重注意したのか。

高塚社長もちょっと甘め
いいのかなあ。本当にこれで。

でもパリーグって、まだ他にもこんなことなかったか
近鉄も以前本塁打王争いについてでやったような気が。
それなのに中村選手は「これだから日本の野球はダメなんだ」と言っている

中村選手のこのコメントは今考えるといただけなかった
自分のチームもやっていたのに。

うーん。中村選手にそのままお返ししますというところか。


また新しく情報が入った。
川島コミッショナーが福岡ダイエーホークスに不快感を持っている。
そりゃあそうだろう。自分だって持っている。

王監督のコメントが出された。
コミッショナーの談話については何とも言えない選手のプレーは強制できない。選手も打たれたくないだろうし、打たれなさいとは言えない。
田之上は勝率のタイトルもかかっていた。(真っ向勝負を望む)思いは分かるが、そこが勝負のアヤだから

ここで強制して欲しかった。
こんなことで勝率のタイトルを取って嬉しいか田之上。
なんだか王監督は本当に任せていたようだ。このコメントから見て。
これはあまりにも無責任ではなかろうか

ということは監督の意志は「勝負して欲しいが任せる」というなんだか無責任なものだったが、
コーチ陣の「絶対敬遠!」という策に選手が仕方なく・・・・ではないということもわかった。
田之上のコメントだ。

「(年間本塁打の日本新記録となる56本塁打を)王監督の目の前で打たれたくなかった。それだけです」

王監督というのはやはり選手に嫌な緊張感を与えているのではなかろうか。
だからコーチ陣も「絶対に打たれてはいけない」なんて言い出すのだろうか。

ここにはプロしかわからない異様な雰囲気というものがあるのかもしれない。

とにかく、王監督他全1軍コーチ陣、ホークスバッテリーには謝罪を望む。


新しく情報が入った。
監督は「勝負しろ」と首脳陣、選手に言っていたことがわかった。

全ては王監督不在のバッテリーミーティングで決まった。

西日本スポーツの記事を見ると、

ローズは意識的に歩かせた監督は勝負しろと言っていたが、オレたちがそれぐらいは配慮しないといけない」。
若菜バッテリーコーチは明言した。「絶対に打たれてはいけなかった」。尾花投手コーチも当然といった表情で続けたそうだ。

ローズ対策は王監督は一切任せていた。
しかし敬遠策は論外である。

さらに若菜コーチの発言
日本球界の象徴だし、目の前で抜かれるのはつらい」。
そういう問題じゃないだろう。

若菜コーチによるとこれは「聖域」だそうだ。

王監督の偉大な記録を汚すのはやめてほしい。

ジャイアンツ時代のオーナー命令、コーチ陣の密計画といい、王貞治という人間は現役引退後、本当についていない。


9月30日。
福岡ドームで盛大に“消化試合”の大阪近鉄vs福岡ダイエーがプレイボールされた。

試合前。
王監督とローズが談笑するシーンがあった。

(C)nikkansports.com
「シックスティー(60本)OK?」と話す王監督。
この時点で王監督には真っ向勝負の姿勢があったことが伺える

1打席目。
城島がボールゾーンにしっかりと構える。
結局ストレートのフォアボール。
しかもすべてストレートだった。

2打席目もひどいボール攻め。
ストライクへの配球は一球もなく、ローズも振っていくが結局四球。

3打席目も4打席目も酷いボール攻めだった。
ローズは無理に打っていった。

その姿が哀れだった。

王監督も1打席目のフォアボールでは少し嫌そうな顔をしていた。
王監督の心中はどうなのか。

ローズは結局、「記録をそのまま残したいのなら、それでいいです」というなんとも悲しい言葉を残し、球場を後にした。

王監督はフォアボールの際は確かに複雑な表情をしていた。
「うーん・・・・」といった感じ。

しかし途中で城島がベンチの指示を仰る場面があった。
それは監督の指示を待ったのか。

いや、普通監督はこんな時に指示を出さない。

指示を出すのは、そう。
若菜バッテリーコーチである。

その若菜バッテリーコーチは試合前、なんとも悲しい発言をしていた。

「王監督は絶対に『勝負しろ』と言うだろうけど、ローズは歩かせる。目の前で打たれたら監督も嫌だろうし、選手も嫌な思いをするだろう」
若菜バッテリーコーチは王監督に内緒でこの敬遠策を独断で進めていく方針だったそうだ。
王監督の知らないところで進むこの計画

この「ローズ敬遠策」を進めたのは若菜バッテリーコーチという可能性が極めて高い
おそらくこれだけの意志の強さで敬遠を進めるというように決めていたのであれば、
監督に内緒で「コーチ命令」という形でローズ敬遠策を城島に告げていた可能性が高い

そして城島がベンチの指示を仰る場面があったのは若菜コーチへの確認だったと考えれば、全てはまとまる

王監督ももちろん、「何故フォアボールを出した」と城島に尋ねたに違いない。
そこもおそらく上手く切り抜けたと思われる。

そこまで選手が監督が嫌な思いをすると思ったのだろうか、若菜コーチ。

これでは本当に日本のプロ野球はダメになってしまう
そして王監督の55本の本塁打記録まで汚してしまう

独自検証では若菜コーチが城島(と田之上?)に敬遠策命令を出していた可能性が高いと思われるが、
これでまたホークスに汚点がつく。

そして王監督にまで汚点がつく。
こういう行為は一切止めて欲しいと願うばかりだ

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